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「地域創生・社会課題解決AIコンテスト2026」の開催結果について

ページID:0156271 更新日:2026年8月26日 印刷ページ表示

1. コンテストの趣旨・概要

愛媛県では、少子高齢化、観光、子育てなど、地域社会が直面する課題を最新のデジタル技術を用いて解決できる「実践的なAI人材」を育成するため、包括連携協定を締結しているアマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(AWSジャパン)と連携して、県内高等教育機関の学生を対象としたアプリケーション開発プログラム「地域創生・社会課題解決AIコンテスト2026」を開催しました。

本コンテストでは、県内の情報系学部を有するすべての大学・高等専門学校、およびIT系専門学校(計7校・14チーム・50名)が参加。学生たちは約18日間の短期間において、AWSのAIコーディングエージェント「Kiro」を活用し、地域課題解決につながるアプリケーション開発および実動デモンストレーションに取り組みました。

全体写真

2. 日程(プロセス)

 
事前勉強会(キックオフ) 2026年6月16日(火曜日)
開発期間 2026年6月17日(水曜日)〜7月3日(木曜日)(18日間)
仕上げ・成果発表会

2026年7月4日(土曜日)(会場 E:N BASE)

成果物最終提出 2026年7月8日(水曜日)
結果発表会 2026年8月7日(金曜日)
表彰式 2026年8月26日(水曜日)
※「AWSデジタル社会実現ツアー2026 愛媛会場」において受賞3チームを表彰

3. 審査結果

最優秀賞(1作品)
『えひめイベントナビ』
受賞チーム:2年2組(人間環境大学)

【評価ポイント(講評)】
県内のあらゆるイベント情報を自動収集(スクレイピング)し、シンプルに一元化して届けるナビアプリ。情報の自動収集により、継続運用時の管理負担やコストを抑制した持続可能性が高く評価されました。また、開発プロセスにおいて、情報収集先サイトのルール(robots.txt)を遵守するなど、著作権や法律への配慮を施したシステム設計・開発姿勢が高く評価されました。

入賞(2作品・五十音順)
『えひめファミリーナビ』
受賞チーム:河原P(河原電子ビジネス専門学校)

【評価ポイント(講評)】
ファミリー単位での利用を想定した、子育て世代向けのナビアプリ。自治体、住民、事業者のそれぞれに必要な機能を反映し、アプリで取得したデータを地域へ還元する仕組みを設計。さらに、管理者の視点でシステム監視やレポート生成が可能な管理ダッシュボードまで構築した、継続運用を見据えた完成度の高さが評価されました。

入賞(2作品・五十音順)
『KOKOSHIKU!(ココシク!)』
受賞チーム:四国(459)NEXUS(河原電子ビジネス専門学校)

【評価ポイント(講評)】
外国人観光客の避難(リスクマネジメント)という課題に数値を根拠にアプローチし、「避難所」と「観光地」の地図データを融合・可視化させた多言語対応アプリ。AIによるルート提案機能等の充実に加え、管理者向けのCSVデータ更新機能の搭載や、開発段階でAIツール「Kiro」を活用して自律的にセキュリティテストまで行う実用的な開発・運用体制が高く評価されました。

4. 出場チーム一覧

本コンテストに参加し、18日間の開発および7月4日の成果発表を完遂した全14チーム・50名の一覧です。

 
発表順 学校名・所属 チーム名 人数 備考(審査結果)
1 弓削商船高等専門学校 ひめぐり 3名 -
2 新居浜工業高等専門学校 新居浜高専 5名 -
3 松山大学 松大 4名 -
4 河原電子ビジネス専門学校 河原3兄弟 3名 -
5 河原電子ビジネス専門学校 四国NEXUS 4名 入賞
6 河原電子ビジネス専門学校 河原P 4名 入賞
7 松山東雲女子大学 Pilvi 5名 -
8 松山東雲女子大学 東雲女子大 5名 -
9 愛媛大学 愛媛大学 4名 -
10 愛媛大学 幻燈 1名 -
11 人間環境大学 2年2組 3名 最優秀賞
12 人間環境大学 ITR 3名 -
13 人間環境大学 2年1組 3名 -
14 人間環境大学 IMATCH 3名 -
7校 14チーム 50名 全チーム実動アプリ開発を完遂

5. 審査員による全体講評

本コンテストの総括として、審査員より、参加した全14チームの技術的な到達度や今後の成長に向けて以下の講評が示されました。

全チームが動作するアプリを構築した高い到達度

参加した全チームが、アイデアの提示に留まらず、AIコーディングエージェント「Kiro」を使いこなし、実際に動作するアプリケーションの形まで構築した事実が、審査員一同より高く評価されました。また、実社会におけるAI活用の本質として、「自分が取り組む分野や、解決すべき課題を深く理解していること」の重要性、そして「解決のプロセスや成果物の見せ方をデザインする力」が今後求められると示されました。

開発未経験からの技術習得と新しい可能性

コンテストの評価基準に準じた採点では受賞3チームが選出されたものの、開発着手からの18日間における各チームの習得・成長レベルは高いものでした。特に、開発未経験の状態からスタートし、マッチングアプリのUIの取り込みやアレルギー情報の選択機能など、独自の気づきをアプリとして実際に具現化させた松山東雲女子大学の取り組みに代表されるように、これまでの開発スキルの有無に関わらず、アイデアを形にできる「AI駆動開発」の新しい可能性を全チームが証明したと総括されました。

6. 今後のAI人材育成に向けた取り組み

愛媛県では、産官学金の連携のもとで、対象の学生が県提供のAWSクラウド環境を用いて、地域課題解決に向けたAIを組み込んだアプリケーションの開発をサポートし、結果として実践的なAI人材育成につながるよう取り組みを進めてまいります。


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