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令和8年度知事賞入賞作品一覧

ページID:0159707 更新日:2026年10月30日 印刷ページ表示

第1部(小学校1年生及び2年生)

第1部(小学校1年生及び2年生)

『リフティングさいこうきろくをめざせ』

西条市立氷見小学校
2年 矢野 暖人

​1

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 本作品は、自分にとって身近なスポーツへの挑戦を「リフティングさいこうきろくをめざせ」というテーマに掲げ、日々の実践とデータの収集・分析に粘り強く取り組んだ作品です。
 7月12日から31日までの間、インステップ右・左、インサイド右の3種類のリフティング技に毎日挑戦し、その回数の変化を折れ線グラフに分かりやすくまとめています。途中で「2日間しなかったら回数が減ってしまう」という失敗や気付きをありのままに記録している点からも、試行錯誤しながら取り組んだ様子が伝わってきます。さらに、失敗した理由を「ボールが高すぎた」「体から離れた」などに分類し、その回数を棒グラフで表すことで、それぞれの技における課題を具体的に捉えています。単に記録を伸ばすだけでなく、データを基に失敗の原因を考え、次の練習に生かしているところに大きな魅力を感じます。
 身近な目標に向かって挑戦を続け、その過程をデータとして記録・分析し、工夫と改善につなげた姿が見事に表現されています。低学年らしい素直な疑問と粘り強い探究心が感じられる、すばらしい作品です。

第2部(小学校3年生及び4年生)

第2部(小学校3年生及び4年生)

『スーパーのワイン売り場には世界があった!』

 新居浜市立金子小学校
 3年 奥山 結月

知事2

 本作品は、「スーパーのワイン売り場には世界があった!」というユーモアと発見に満ちたテーマを出発点とし、身近な店舗の観察から世界的な流通へと視野を広げた着眼点のすばらしい作品です。作者は近隣のスーパー2店を訪れ、計442本のワインの「げんさん国」「色」「ねだん」を丁寧に調査しています。
 店舗ごとの棒グラフや円グラフによる比較に加え、2店の違いについて割合を用いた帯グラフで表すなど、データの特徴に応じてグラフを使い分けている点が高く評価できます。さらに、原産国を世界地図上に示して国別本数をランキング化し、全体的な傾向を捉えています。フランス、日本、チリなどの上位国との差や、両店舗の価格帯・原産国の傾向の違いについても収集データから考察しています。身近な「スーパー」という場所から、世界とのつながりに気付き、実地調査と多彩な統計処理でその広がりを可視化した点に大きな価値があります。
 身近な疑問を徹底して調べる姿勢と、データから新たな発見を導き出す力が存分に発揮された印象深い作品です。

第3部(小学校5年生及び6年生)

第3部(小学校5年生及び6年生)

『解き明かすぜ!夏休みの本音を調べてみた! ~先生の想いをそえて~』

 新居浜市立金子小学校
 5年 奥山 蒼士

知事3

 本作品は、「解き明かすぜ!夏休みの本音を調べてみた!~先生の想いをそえて~」というユニークなテーマのもと、自分たちと先生、それぞれの意識を比較・分析した興味深い作品です。
 作者は児童21名と先生25名にアンケートを行い、宿題が終わる時期や大変に感じる内容、その理由を多角的に調査しています。特に宿題の量について、子どもは「大変」と感じる一方、先生の多くは「多いと思わない」と回答するなど、意識の違いを棒グラフや円グラフで分かりやすく示している点が印象的です。また、読書感想文の必要性や最も重要と思う宿題について、先生側の考えや理由を自由記述も含めて丁寧に整理・可視化しているところにも工夫が見られます。
 特筆すべきは、単に「子どもにとって宿題は大変だ」という結論にとどまらず、先生の考えや願いに目を向け、「将来や成長を考えてくれている」という気付きに至っている点です。 データを集めて比較し、相手の立場や思いまで考察するという、統計グラフを通した探究の深まりが感じられるすばらしい作品です。

この作品は、第74回統計グラフ全国コンクールにおいて、入選しました。

第4部(中学生)

第4部(中学生)

『ルールを守れば未来が変わる~青切符制度と自転車事故~』

 新居浜市立角野中学校
 3年 渡邉 咲來

知事4

 本作品は、「ルールを守れば未来は変わる~青切符制度と自転車事故~」という社会性の高いテーマを掲げ、法改正と身近な交通安全を結び付けた秀作です。
 2026年4月から自転車も対象となった「青切符制度」に着目し、導入の背景や交通事故の推移を各種グラフで客観的に示しています。また、都道府県別のヘルメット着用率を取り上げ、愛媛県が全国1位であることを示しながら、地域の安全意識にも目を向けています。特に注目したいのは、制度導入後の「リアルな現状」として、違反内訳及び指導警告票との割合を円グラフ及びドット表記で視覚的に示した点です。さらにクラスメイト28名へのクイズ調査を通じ、身近なルール意識の現状を独自に調べている点も大きな工夫です。
 公的データに加え、自身の生活に目を向けた独自調査を組み合わせることで問題を多面的に捉えています。統計資料を「知識」にとどめず、今後の自転車通学の在り方や自らの安全意識を考えるきっかけへとつなげており、中学生らしい探究心と説得力が感じられるすばらしい作品です。

 この作品は、第74回統計グラフ全国コンクールにおいて、入選しました。

第5部(小・中学生のパソコングラフ)

第5部(小・中学生のパソコングラフ)

『えひめの主役 みきゃん(みかん)からアボン(アボカド)に世代交代⁉ 
-温暖化で変わる未来の愛媛の農業-』

 今治明徳中学校
 1年 天野 希美

知事5

 本作品は、「みきゃんからアボンに世代交代!?~温暖化で変わる未来の愛媛の農業~」というユニークかつタイムリーなテーマを設定し、確かなデータ分析で地域の未来を考察した秀作です。
 松山市の気温上昇の長期推移や2100年の気候予測等を客観的なグラフで示し、地球温暖化の現実を分かりやすく伝えています。また、愛媛県の代表的農産物である温州みかんの収穫量減少と、栽培面積全国1位のアボカドの増加傾向を対比させ、配色を工夫するなど視覚的に示している点も印象的です。その上で農産物の産地変化や栽培適地の北上に着目し、愛媛の農業が直面する影響を多角的に考察しています。「みかん減・アボカド増」という未来像を、キャラクターを用いてユーモアたっぷりに表現した点も関心を高める工夫となっています。
 地球規模の温暖化を身近な特産品に結び付け、データを基に思考を深めた点に大きな価値があります。パソコンの活用力と豊かな発想力、地域の未来を見つめる探究心が融合した完成度の高い作品です。

 この作品は、第74回統計グラフ全国コンクールにおいて、入選しました。

第6部(高校生以上の生徒、学生及び一般)

第6部(高校生以上の生徒、学生及び一般)

『愛媛におけるみかん生産の現状と課題』

 愛媛県立松山南高等学校

 2年 和泉 小由紀
​ 2年 市川 菜々穂
 2年 藤田 明里

知事6

 本作品は、「愛媛におけるみかん生産の現状と課題」というテーマのもと、地元の基幹産業に真正面から向き合い、高校生ならではの視点で分析した作品です。愛媛県が全国の柑橘収穫量に占める割合や主な生産地を示した上で、従事者の高齢化や収穫量が4分の1に減少している現状をグラフで解明しています。さらに集積率と農家世帯率など複数データを関連付け、農業が抱える課題を多面的に捉えています。特に評価できるのは現状分析にとどまらず、「農家の負担軽減」の視点から将来に向けた具体的な方策を提案している点です。若者へのSNS発信やイベント活性化に加え、ドローンやデータサイエンスを活用したスマート農業の導入など、次世代ならではの提案につなげています。
 客観的データに基づき課題を分析し、解決策まで主体的に考えている点に大きな価値があります。地域への関心を出発点に、データを根拠に未来を構想する力が発揮された完成度の高い作品です。

 この作品は、第74回統計グラフ全国コンクールにおいて、入選しました。


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