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環境啓発ポスターコンクール(平成29年度)
応募総数 |
91校 |
1,578点 |
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小学生 |
48校 |
379点 |
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中学生 |
34校 |
1,045点 |
高校生 |
9校 |
154点 |
小学生の部
金賞
上田 和
大洲市立喜多小学校 2年
講評
作品に描かれている少年は、作者でしょうか。懐中電灯で闇夜を照らしながら、セミの羽化の様子を熱心に観察しています。
画面をよく見ると、セミの他にも、クワガタやバッタなど、たくさんの生き物が丁寧に描かれていて、小さな生き物たちに対する、作者の暖かいまなざしが伝わってきます。
二人の少年が、蝉の羽化をわくわくしながら見ている様子が大変丁寧に表現されています。羽化したての白い蝉の姿や抜け殻などは、とても小学校2年生の表現とは思えないほどしっかりと描かれています。また、その場面を、懐中電灯を照らしてじっと見守っている少年の表情は、驚きと感動に満ちています。作者の上田さんにとっては、命のすばらしさを身近に感じた貴重な体験だったにちがいありません。その感動が、ポスターを見ている私たちにも伝わってきました。
銀賞
永田 菜月
松山市立生石小学校 3年
三好 爽斗
愛媛大学教育学部附属小学校 4年
銅賞
田中 陽奈
愛媛大学教育学部附属小学校 4年
井出 彩花
今治市立波方小学校 6年
高岡 伊織
西予市野村小学校 6年
佳作
白石 絢真
砥部町立宮内小学校 1年
三好 奏太朗
松山市立味生第二小学校 3年
小森 大輔
松山市立道後小学校 3年
亀窟 栞奈
四国中央市立寒川小学校 3年
山本 健瑠
松山市立味生第二小学校 4年
金浦 俊哉
松山市立生石小学校 5年
中学生の部
金賞
加藤 碧咲
松山市立三津浜中学校 3年
講評
地球温暖化防止へのアプローチとして、信楽焼のタヌキを題材に選んだ発想力がすばらしい。暑い中道端に立ち続けるタヌキの困った表情や、ギラギラと照りつける太陽などを、みごとに描き切りました。ユーモアにあふれた秀作です。
店先などでよく見かける狸の置物から発想したユニークなアイデアからは、日常生活を独自の視点でとらえる加藤さんの豊かな感性と発想力を感じます。また、アイデアを最大限生かすために、狸の表情、額に流れる汗、照り付ける太陽を取り入れた仰ぎ見る角度からの描写、光と影のコントラストなど、緻密に構想を練り、丹念に仕上げた、大変完成度の高いポスターです。暑くてたまらない様子の狸から、早急な温暖化対策の必要性が強く訴えられています。
銀賞
神野 莉穂
大洲市立大洲北中学校 2年
加地 琴羽
四国中央市立川之江南中学校 2年
銅賞
山名 里沙
愛媛大学教育学部附属中学校 2年
幾度 凜
愛媛大学教育学部附属中学校 2年
上嶋 康太
松山市立椿中学校 3年
佳作
安部 聖斗
西条市立東予西中学校 1年
高城 怜央
松前町立北伊予中学校 1年
山口 凜華
今治市立近見中学校 2年
高校生の部
金賞
長尾 菜未
愛媛県立今治工業高等学校 3年
講評
子どもたちが、鮮やかな青や緑で地球の絵を描いています。作品を見ている私たちも、自然と子どもの目線になって、地球を守りたいという気持ちがわき起こってきます。未来を生きる子供たちのために何ができるか、考えさせるポスターです。
きっと作者は、デザインで自分の考えを伝えることについて、よく研究しているのだと思います。
金賞作品にふさわしい作品です。
いろいろな国の子どもたちが集まって描いているのは美しい色の地球。世界の人々が手を取り合って持続可能な社会をつくっていくことの重要性が、日常的な子どもの姿を通して、優しく、かつ深く伝わってきます。時間をかけ、テーマやアイデアをしっかりと追究して生まれた作品であると思います。また、青を基調とした色を丹念に重ね、強さとさわやかさを両立した豊かな表現力にも心を打たれました。
銀賞
藤本 乃愛
愛媛県立今治工業高等学校 3年
中村 初海
松山東雲高等学校 3年
銅賞
樋口 歩花
済美高等学校 1年
近藤 愛裕
愛媛県立丹原高等学校 2年
東倉 由奈
愛媛県立松山南高等学校砥部分校 2年
佳作
古谷 柚
愛媛県立松山中央高等学校 1年
田中 みづき
愛媛県立松山工業高等学校 1年
泉 春花
愛媛県松山南高等学校砥部分校 3年